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西巣鴨LPコンサート第41回(9月15日)報告(2/3)

 投稿者:和紙コーン  投稿日:2019年10月18日(金)06時30分55秒
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  ②【第三番/カール・ミュンヒュンガー指揮/シュトゥットガルト室内管弦楽団/1950/DECCA/
英/現代/FFRR】 戦後初期のバロック音楽を広めた立役者と言っても過言ではない指揮者
で、ヴィヴァルディのバイオリン協奏曲の四季で有名ですが、ブランンデンブルグ協奏曲で
も評判をとっていました。オリジナル盤に近いものを用意しましたが、EQはデッカ固有の
カーブのFFRRで聴きましたがバイオリンの音色を含め高い音が細身な音で、ややピーキ
ーな感じに聞こえました。ネットの同じ録音と思われるアーカイブ・サイトの音はもう少し
整っていますが傾向は似ており、またデッカのカートリッジがこういう音だと知っている方
が教えてくれました。どうも初期のデッカが狙った音の可能性が高いようで、デッカ・デコ
ラ等と組み合わせると鳴り方違うのかもしれませんが、それならそれで諦めるしかありませ
ん。
 このレコードが出てからのバロック音楽はそれまでのロマン派的な演奏からかなり変わっ
てしまったと言われていますが、それ以前を知らない私にはオーソドックスな演奏に聞こえ
るのです。装置と部屋の大きさの関係から、このLPコンサートでは低音楽器の活躍が分か
りやすいので期待していましたが、通奏低音が明確に聞こえた分とても新鮮に感じました。

③【第一番/ヘルベルト・フォン・カラヤン/ベルリン・フィルハーモニー管弦楽
団/1964/DGG/独/現代/RIAA】 室内楽団で聴くことが多いのですが、有名オーケストラと指
揮者との比較でどういう音色なのか聴いてみました。録音は1964年ですからこのコンビとし
ては古め方に属すると思います。演奏の編成は曲に合わせて小ぶりなようでした。カラヤン
の演奏は早めのテンポで軽めな評価を見ますが、むしろ重厚な分厚い響きで、テンポは中庸
を行くものでしたが第4楽章は単調な演奏に聞こえ飽きました。

 ④【第二番/アウグスト・ヴェンツィンガー/バーゼル・スコラ・カントールム合奏
団/1953/DGG/仏/古楽/AES】 古楽器による演奏家の第一世代の初期の録音で、DGGの音楽史
研究部門のアルヒーフでもリリースされました。ヴェンツィンガー は同じ第一世代のレオン
ハルトに比較するとクラシックレコードの専門誌等では忘れられた存在ですが、同じ土俵で
聴いてみると音も演奏も鮮烈なもので驚きました。名演奏家の名演、好録音揃いのこの曲の
中から、今回この盤を選んで良かったと思いました。テンポは早目と思いましたが、現代で
はあたり前のものに思います。後述するコルトーの演奏に近く、当時は早いテンポで受け入
れられなかったのかもしれません。今回のコンサートで最大の収穫だったと思います。

 ⑤【第四番/カール・リステンパルト/ザール放送室内管弦楽団/1965/ClubFrançais du
Disque/仏/現/AES】 この演奏ではリステンパルトが創設した当該楽団にフルートにランパ
ル等のフランス系の演奏者を加え構成です。当時は古楽器演奏を除いて、バッハというとド
イツ系の演奏家が多い中、音楽に違う伝統を持った演奏家の音色が入ってバッハ解釈に幅あ
ることを教えてくれる音楽に仕上がっていました。装置のトラブルで最後に回し、第三楽章
は途中までなってしまいましたが、演奏も音色も華やかで別レーベルの再発ステレオ盤とは
違う、モノラルらしい力強く鮮度のいい音を聞かせてくれ、中古市場で別格に高価なのも理
由が分かりました。
 
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