はじめまして。
蝶を初めて保護したものでわからないことがあり調べていたところ昆虫館のページを見つけました。
いくつかお聞きしたいのですが
・ベニシジミの寿命はどのくらいでしょうか?
・飼育は直射日光が当たるところは避けた方がいいのでしょうか?
(暖かくても、直射日光が当たらないところではほぼ動きません。当たると飛び回ったり沢山歩きます)
・寒くて動けないのが気になって保護しましたが、虫が苦手なので手でなかなか持てません。
ティッシュに染みこませたポカリスエットを、蝶を入れているネットのカゴに入れているのですが気付いてもらえない日もあり、餓死するのではと心配です。(手でスッと持てたらティッシュの上に移動させるのですが…。)
なので土に植わってる花を買ってきてネットの中に入れようかなと思っているのですが、何の花がいいでしょうか?
ごちゃごちゃ言わずに手で持って移動させろと思われるかもしれませんがすみません・・・。
お暇があるときにご返信お願いいたします・・・!
クモマツマキ様
分かりました。ありがとうございました。
> まず、①は堅くて全く動きませんので、諦めます。
やはり死んでいたんですね。
> セスジスズメなのですね。自宅の庭に放そうかと思いますが、また里帰りして来るとか、生態系の点とか問題はないでしょうか。
よほど離れた地域のものだとDNA的な問題がありますが、近所で採ったものなら問題はありません。
クモマツマキ様
早速のご返答ありがとうございます。
まず、①は堅くて全く動きませんので、諦めます。
③は正に何か場所を探して歩いていた感じがします。車に轢かれそうだったので拉致したのですが、
セスジスズメなのですね。自宅の庭に放そうかと思いますが、また里帰りして来るとか、生態系の点とか問題はないでしょうか。
> ①キアゲハの越冬蛹が今夏羽化せず2回目の越冬に入りそうなのですが、そういうことはありますか?もう諦めた方がいいでしょうか。
一般にアゲハ類の蛹が2回の冬を越すことはありません。
シロチョウ科のツマキチョウなどは時々ありますが。
蛹の腹部を指でつまんで左右に曲げてみてください。ちゃんと動きますか?堅くて動かないことはありませんか? 動かなければ死んでいます。 動いても曲がったままで動かないならやはり死んでいます。動かした後自分で元に戻ろうとするなら生きています。
> ②スーパーで買ったブロッコリーに付いていた幼虫が、3日ほど前に写真のような蛹になったのですが、何でしょうか?長さ約2センチ、こげ茶~黒色です。
種名は分かりませんが、間違いなく蛾(ガ)の蛹です。
蝶の仲間でアブラナ科のブロッコリーを食べるもので茶色い蛹になるものはいません。
> ③つい先ほど、2枚目写真の幼虫を住宅街の道路上で見つけました。体長約8センチ、頭部に八の字の斑点、尾部にとげが1本あります。何の幼虫でしょうか?
これはスズメガ科のセスジスズメの終齢幼虫です。
http://www.jpmoth.org/Sphingidae/Macroglossinae/Theretra_oldenlandiae_oldenlandiae.html
をご覧ください。
間もなく土中に潜って土の中で蛹化、越冬し、来年初夏に羽化してきます。
蛹になる場所を探して歩いていたのではないでしょうか。
以前キアゲハの育て方を教えていただき有り難うございました。お陰様で今年は7-8頭巣立っていきました。
さて、また3点ほど教えていただきたく、よろしくお願いします。
①キアゲハの越冬蛹が今夏羽化せず2回目の越冬に入りそうなのですが、そういうことはありますか?
もう諦めた方がいいでしょうか。
②スーパーで買ったブロッコリーに付いていた幼虫が、3日ほど前に写真のような蛹になったのですが、
何でしょうか?長さ約2センチ、こげ茶~黒色です。
③つい先ほど、2枚目写真の幼虫を住宅街の道路上で見つけました。体長約8センチ、頭部に八の字の斑点、
尾部にとげが1本あります。何の幼虫でしょうか?
以上、よろしくお願い致します。
クモマツマキ様
回答ありがとうございました。
突然変異の異種かと思っていましたが 時々いるのですね。
他の幼虫がいなくなって 出てきたのでびっくりしていました。
その後の成長を見守りたいと思いましたが
気がつくと どこかへ行ってしまっていました。
無事に冬を越して欲しいと思います。
いつもありがとうございます。
オカ様、お久しぶりです。
確かにアゲハの終齢幼虫ですね。
以前私ももっと黒い色が広がった幼虫を飼育したことがありますが、結局同じ色の兄弟全てが蛹化までたどり着けず死にました。
この幼虫の黒い色は左右対称なので、寄生昆虫によるシミではなさそうです(寄生昆虫が中にいないと保証するわけではないですが)。
単に遺伝的要素による色のようですね。
私の飼育例(下の写真№7)でもそうですが、あまり変わった色をしていると体が弱い確率は高いです。
何にしても育てて様子を見てやってください。
こんにちは
お久しぶりです。
展示会盛況でしたね。
標本はお一人で所有しているのですか?
凄い量ですね。
だんだん寒くなり 我が家の幼虫達が減っているのですが、先日この幼虫が出てきました。
他の幼虫にはない 黒点があるので 誰なんだろうと疑問になりました。
ただのシミみたいなものなのでしょうか?
教えて下さい。
よろしくお願いします。
> 華さん、お久しぶりです。
> シジミチョウには間違いないですよ。
> ただ、シジミチョウは種類が多く、似たものも多くいますので大変ですが。
>
> おたずねのシジミチョウは「シロウラナミシジミ」ではなく、「クロマダラソテツシジミ」です。
> 2006年の12月頃にフィリピンから石垣島、西表島に渡ってきて、それ以来
> 南西諸島には完全に住み着いています。
> 夏になると世代を繰り返しながら北上し、九州や四国、本州南部までやってきますが
> 冬には越冬できずに死んでしまいます。
> 暑い夏には名古屋まで来たこともあります。
>
> 幼虫はソテツの新芽を大量に食う大害虫です。
> 私もたった2頭の♀が約700卵産卵し、必死に餌を集めて全部飼育したことがあります。
>
> http://insects.life.coocan.jp/Shijimi/Kuromadarasotetsushijimi.htm
>
> > シジミチョウだと思い写したのですがパソコンで見ると一寸違うようです
> > 日本の蝶で見て似ているかなと思ったのが「シロウラナミシジミ」でした
> > はっきり決められず教えてください よろしくお願いいたします
華さん、お久しぶりです。
シジミチョウには間違いないですよ。
ただ、シジミチョウは種類が多く、似たものも多くいますので大変ですが。
おたずねのシジミチョウは「シロウラナミシジミ」ではなく、「クロマダラソテツシジミ」です。
2006年の12月頃にフィリピンから石垣島、西表島に渡ってきて、それ以来
南西諸島には完全に住み着いています。
夏になると世代を繰り返しながら北上し、九州や四国、本州南部までやってきますが
冬には越冬できずに死んでしまいます。
暑い夏には名古屋まで来たこともあります。
幼虫はソテツの新芽を大量に食う大害虫です。
私もたった2頭の♀が約700卵産卵し、必死に餌を集めて全部飼育したことがあります。
http://insects.life.coocan.jp/Shijimi/Kuromadarasotetsushijimi.htm
> シジミチョウだと思い写したのですがパソコンで見ると一寸違うようです
> 日本の蝶で見て似ているかなと思ったのが「シロウラナミシジミ」でした
> はっきり決められず教えてください よろしくお願いいたします
シジミチョウだと思い写したのですがパソコンで見ると一寸違うようです
日本の蝶で見て似ているかなと思ったのが「シロウラナミシジミ」でした
はっきり決められず教えてください よろしくお願いいたします
うさこ様
クモマツマキです。今日は。
黒っぽくなった蛹ですが、やはり写真がないと判断が困難です。
また、羽化が近い蛹から殻を外してしまうというのはやってはならないことです。
自分で羽化できる体力がないものから殻を外してやりたいお気持ちは理解できますが、死期を早めるだけです。
自分で羽化できないものは結局何をしても羽化はできません。
例え羽化(羽脱)ができたとしても羽根が伸びない確率が高いです。
クモマツマキ様
ご多用中、返信くださり感謝申し上げます。日光の件、そういった事だったのですね? スッキリいたしました。ありがとうございます。
さて、ご相談の蛹は二三日で黒ぼくなり、昨日、保護ポケットに入れようとしたら尻尾の方が少し曲がってしまいました。触っても動かないですし、天国へ行ってしまったのでしょうか?
また別の蛹は食草のパセリの茎で蛹になりました。羽化が近いと思い、茎ごと切って家にいれていました。が、昨日、夕方、帰宅したらお腹側から二センチくらい羽が出ていました。羽化が先に進む気配がないので、上半身だけ殻を取りました。凄く動くので生きていますし元気です。しかし殻をとっても状態は変わりませんでした。一夜開けましたが、もう私が何かしてやれることはないでしょうか?残りの殻を取っても変わらないでしょうか?うまく殻がとれず、かえって傷つけてしまうかもと思うと思いきれません。
何かアドバイス頂けるとありがたいのですが。宜しくお願い致します。
うさこ様、今晩は。
出張で家を留守にしておりまた回答が遅くなったことお詫び申し上げます。
直射日光に当ててはいけないというのは飼育ケースがどんなものかにもよります。
風通しがよいものなら日光を当ててもかまいませんが、一般に風通しがあまりよいと、飼育の餌が萎れたり枯れたりしてしまうことが多いです。
タッパに入れて飼育し、蓋に数cm程度の穴を開けてガーゼかレースカーテン生地、ストッキングのようなもので一部空気の入れ換えを行える程度にすることが多いため、それを日光に当てると中の温度が高くなりすぎて幼虫が死んでしまうため、直射日光に当てないようにということです。
クモマツキ様、お忙しい中、ありがとうございます。
お腹を下に寝かせていました…。大丈夫でしょうか?キツネみたいな顔があるほうが背中なのですね。蛹は茶色っぽくなってしまいました。
あと、直射日光が当たる場所に飼育かごを置いてはいけないのは何故ですか?外にいる時は日光にガンガンあたっていましたが。日の光を感じさせた方が良いのかと思ってカーテン越しの窓際に置いてしまいました。(とはいえ、外に日除けカーテンを取り付けてあるので、思いきりは日光はあたりませんが)
今から知識をつけてももしかしたら仕方がないかもしれませんが、宜しくお願い致します。
名無し様、今晩は。
管理人のクモマツマキと申します。
よろしくお願いいたします。
回答が遅れましたことまずお詫び申し上げます。
盆休みも何もない忙しい体でメールが見られませんでした。
さて、回答ですが、アゲハもキアゲハも扱いは全く変わりません。
「昆虫館」の中に飼育に関するQAのページがございます。
まずはこちら↓をご参考にしてください。
http://insects.life.coocan.jp/Data/FAQ.htm
これでからないことがございましたら何度でもご質問ください。
その際、状況がわかる写真を付けていただけるとより詳しい助言ができるかもしれません。
以上、よろしくお願いいたします。
> 初めまして。色々調べたところ、
> こちらが一番信頼できそうな情報だと存じご相談することに致しました。
> アゲハの情報を拝読いたしました。キアゲハにも関係しているかもと
> 大変勉強になりました。ありがとうございます。
>
> さて、昨日、庭でキアゲハの幼虫が数十匹のアリに襲われながら
> 走っているのを目撃し、保護しました。その後、家の外壁に置いてやりました。
> が、その前の蛹2匹が外敵に襲われたのか分かりませんが、
> そんな蛹の殻を直前に見ていたので、無事に蝶になってほしいという
> 気持ちと、またアリに襲われたらと思うと、思わず家の中へ
> 入れてしまいました。私の作ってやった家が悪かったようで、
> 一生懸命蛹になる準備をしていましたが、最後の最後で落下してしまいました。
> 「触らない方が良い」とするネット情報があったため、どうすることも
> できず、絶望しておりましたが、今日、仕事から帰宅すると、無事、蛹に
> なっておりました!
>
> 床の上でも羽化するから触らずにそのままという人もいるし、
> 紙で蛹ポケットを作り割りばしに着け、ポケットに蛹を入れる、という
> 人もいます。それで、今後の対応ですが、私はどうしたら宜しいでしょうか?
> キアゲハはアゲハと同じ対応で宜しいでしょうか?
>
> ご回答頂けると嬉しいのですが。宜しくお願い申し上げます。
初めまして。色々調べたところ、
こちらが一番信頼できそうな情報だと存じご相談することに致しました。
アゲハの情報を拝読いたしました。キアゲハにも関係しているかもと
大変勉強になりました。ありがとうございます。
さて、昨日、庭でキアゲハの幼虫が数十匹のアリに襲われながら
走っているのを目撃し、保護しました。その後、家の外壁に置いてやりました。
が、その前の蛹2匹が外敵に襲われたのか分かりませんが、
そんな蛹の殻を直前に見ていたので、無事に蝶になってほしいという
気持ちと、またアリに襲われたらと思うと、思わず家の中へ
入れてしまいました。私の作ってやった家が悪かったようで、
一生懸命蛹になる準備をしていましたが、最後の最後で落下してしまいました。
「触らない方が良い」とするネット情報があったため、どうすることも
できず、絶望しておりましたが、今日、仕事から帰宅すると、無事、蛹に
なっておりました!
床の上でも羽化するから触らずにそのままという人もいるし、
紙で蛹ポケットを作り割りばしに着け、ポケットに蛹を入れる、という
人もいます。それで、今後の対応ですが、私はどうしたら宜しいでしょうか?
キアゲハはアゲハと同じ対応で宜しいでしょうか?
ご回答頂けると嬉しいのですが。宜しくお願い申し上げます。
わかりやすい回答をして頂きありがとうございました。
私の知識の無さがお恥ずかしいです。
今回の40匹は放さずに交配もさせずに生涯お世話をしようと思います。
大変勉強になりました。お世話になりました。
> > 図鑑で調べましたが不明です。サカハチョウぐらいの大きさでした。
>
> よっこさん今日は。
> これは昼行性の蛾で、イカリモンガといいます。昼間に飛んで花の蜜を吸いますので、キンモンガと並んで2大蝶に間違われる蛾です。
回答ありがとうございます。タテハチョウにしか見えませんでしたが、蛾とは驚きでした。